Handbellとは
正式名称 : イングリッシュ・ハンドベル
成立 : 17世紀頃、イギリスにて
歴史 :
教会の塔には今でも、町の行事や時間を連絡するための鐘(タワーベル/チャーチベル)があります。
現在では機械化され、人間の手を使わずに鳴らしている教会が多くなりましたが、昔はどの教会でも、その鐘を手で鳴らしていました。
結婚式なら結婚式のための、日曜礼拝なら日曜礼拝のためのメロディがあって、それを間違えてしまっては大問題です。
しかし、鐘を正確に鳴らせるようになるためには、それなりの修練を積む必要がありました。
だからと言って、練習の度に町中に大きな鐘の音を響かせるわけにもいきません。
そこで生まれたのが、皮のハンドルを付けた、手で持てる大きさの練習用のベルです。
これが現在のハンドベルの原形となりました。
「楽器」としてのハンドベルは、18世紀中頃にイギリスのホワイトチャペル社によって、初めて作られました。
日本には、昭和40年(1960年)頃に、宣教師によって紹介され、現在では学校などを中心に、演奏団体も増えてきています。
演奏される曲も様々で、讃美歌や教会音楽はもちろん、クラシックやポップス、ディズニーやジブリなどの映画音楽、さらにハンドベルのためのオリジナル曲などがあります。